実績6 施設運営の安定のため、老人ホーム・グループホーム運営会社(売上3億円・愛知県)を株式譲渡
売却対象事業
事業内容 | 有料老人ホーム、グループホーム、デイサービス、訪問介護 |
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地域 | 愛知県 |
売上規模 | 約300百万円 |
売却理由 | 長期安定的な会社存続のため |
買い手企業
事業内容 | 介護全般 |
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売上規模 | 非公開 |
買収目的 | 拡大戦略の一環 |
スキーム | 株式譲渡 |
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概要 | 売り手企業は、愛知県内において有料老人ホーム1拠点、グループホーム3拠点及びデイサービス1拠点、訪問介護1拠点を展開しており、高品質の介護サービスとアットホームな施設環境で利用者の評判も高く、地域密着型の介護企業として強いブランド力を有していた。 しかし、売り手企業のオーナー社長は、介護保険制度の改定や介護人員の不足を考えると、会社が将来に渡って長期的に存続していくためには、今の規模での単独経営では難しいと常々感じており、大手介護グループの傘下に入り長期安定的な事業運営を目指すことを決断した。 売却対象会社は、従業員の教育レベルとサービス水準が非常に高く、利用者やその家族かの評価も良好で、常に満室に近い稼働率を維持しており、その結果として好業績と健全な財務状態を長年継続していた。そのため、複数の買い手候補が興味を示し、最も良い条件と買収への熱意を示した大手介護企業が売り手社長の心を掴み、最終的な買収先として選定された。 買い手企業は、様々な介護事業等を展開する介護大手だが、同エリアでは1拠点しか介護施設を有していなかった。そのため、買収により同地域での施設数を一気に増やし、施設運営の効率性を向上させることを構想し、本件買収に強い意欲を示した。 このM&Aの結果、売り手社長は大手介護グループの傘下企業となることで経営の長期的な安定性を確保することができ、買い手企業は同地域での拠点数を増加させることで自社施設間における人員の融通等による運営効率の向上が可能となった。 |