実績5 別事業に注力するため、老人ホーム及びサ高住(売上2億円・神奈川県)を事業譲渡
売却対象事業
事業内容 | 有料老人ホーム及びサ高住 |
---|---|
地域 | 神奈川県 |
売上規模 | 約200百万円 |
売却理由 | 事業の選択と集中 |
買い手企業
事業内容 | 介護全般 |
---|---|
売上規模 | 非公開 |
買収目的 | 拡大戦略の一環 |
スキーム | 事業譲渡 |
---|---|
概要 | 売り手企業は、神奈川県内の主要駅近くにおいて複数の事業を展開しており、多角化の一環として介護付有料老人ホーム1棟とサービス付高齢者住宅1棟を運営していた。しかし、当該事業での経験が乏しかったこともあり、入居者集めが難航し施設の稼働率が上がらない状況が続いており、事業は赤字傾向であった。そのような環境下において、売り手企業はグループで展開する別事業に経営資源を集中させる経営判断を行い、当該2施設を売却することを決断した。 売却対象となった事業は、赤字の状態ではあったものの施設の立地や従業員の質への評価が高く、複数社からの意向表明を受けることとなった。買収条件・運営面での安定度等を勘案した結果、同地域で介護事業を展開する中堅介護事業者が最終的な買収先として選定された。 買い手企業は近隣地域において、複数の介護施設や介護事業所を展開しており、当該地域での集客力に強みがあり、そのため、当該2施設についても買収後に稼働率をすぐに上げることができるという公算があったため、赤字傾向であった売却対象事業にも一定の条件を提示することができた。 このM&Aの結果、売り手企業は売却資金を別事業に振り向けることができた。また、買い手企業は自社で展開するエリア内で介護施設2棟と介護人員を一括で獲得することにより、自社施設間での人員の融通等による施設運営の効率化が可能となった。 |