実績3 健康問題のため、グループホーム1拠点(売上90百万円・千葉県)を事業譲渡
売却対象事業
事業内容 | グループホーム |
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地域 | 千葉県 |
売上規模 | 約90百万円 |
売却理由 | 健康上の問題 |
買い手企業
事業内容 | 介護全般 |
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売上規模 | 約500億円 |
買収目的 | 拡大戦略の一環 |
スキーム | 事業譲渡 |
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概要 | 売り手企業は、千葉県内の主要駅近くにおいて不動産賃貸業を営んでおり、多角化の一環として2ユニットの高齢者認知症グループホーム1棟を運営していた。同社が運営するグループホームは立地が良く、また提供サービスの質も高かったため、周辺では高価格帯に位置する賃料設定でありながら、常に満室の状態をキープしており、業績は堅調に推移していた。 主要都市近郊におけるグループホームの買収ニーズは非常に強く、打診を開始してすぐに複数の買い手候補が強い興味を示した。 複数社からの意向表明を受ける中で、買収金額・賃借料・運営面での安定性等を総合的に勘案し、最も良い条件を提案した上場企業である介護大手が最終的な買収先として選定された。 売り手企業ではM&A後も不動産賃貸業を継続する予定であったため、スキームとしては、グループホーム事業だけを切り離す事業譲渡を採用した。自社所有であるグループホームの建屋は売却対象とせず、事業譲渡後に買い手企業に賃貸する形を取った。 このM&Aの結果、売り手は人員管理の負担から解放されるとともに、M&A後も継続して賃料収入を得ることができることとなった。 一方、買い手企業は、新規の認可獲得が容易でないグループホームの拠点を増やすことでき、また、無駄な不動産を抱えることなく事業規模を拡大することが可能となり、双方にとってメリットの大きいM&Aとなった。 |